ビルメン経験者の転職活動

【下水処理場で働いてるけど辞めたい…】ヤバイ・きつい仕事が耐えられない人へ

下水処理場で働いてるけど辞めたい

(下水処理場で働いてるけど辞めたいと感じた時の対処法をご紹介!)

  • 下水処理場で働いてるけど、もう辞めたい…。
  • 下水の臭いが体に染みついて本当にきつい…
  • 単純作業過ぎてスキルが身につかない

下水処理場で働いているけれど、こんなふうに不安や不満を感じている人はきっと多いでしょう。

下水処理場は水処理施設の1種で、同じ水処理施設に浄水場があります。

浄水場では自然の水を飲み水に浄化して家庭に届け、下水処理場では家庭や工場から出た水を浄化して自然に返します。

水処理施設は「ラクな仕事」として紹介される仕事かもしれません。

しかし、水処理施設の中でも下水処理場の仕事はキツイといわれることが多いです。

この記事では、下水処理場がキツイと言われる理由を解説します。

辞めたくなった時の対処法についても紹介していますので、是非最後までご覧ください。

この記事を書いた人

設備保全で勤務11年目。食品工場の生産設備メンテナンス→電子部品工場ユーティリティ設備の保全計画に転職(年収600万円→800万円)。電気工事士やボイラー技士などいろいろ持ってる資格マニアでもあります。

keikensha-ad↑

 

【下水処理場で働いてるけど辞めたい】ブラックでヤバイ仕事内容

下水処理場で働いてるけど辞めたい

(下水処理場で働いてるけど辞めたいと思ってしまう仕事内容とは?)

 

私は食品工場で働いていた時、短期間ですが排水処理場に配属されたことがあります。

工場の排水処理場も公共の下水処理場と同じく、生活排水や工場排水を浄化して自然に返す施設です。

その環境は凄まじく、とても長く働く気持ちにはなれませんでした。

下水処理場に専属で勤務することになった方の辛さはとてもよく分かります。

私の実体験やその時一緒に働いていた人との会話から、下水処理の仕事のヤバさをお伝えします。

 

究極の3K(きつい・汚い・危険)

労働環境の悪い職場を3K(きつい・汚い・危険)といいますが、下水処理場は典型的な3Kの職場です。

  • 単純作業の繰り返しで夜勤もあり、肉体的にきつい
  • 下水の臭いが服や髪の毛に沁みついて取れない
  • 酸欠や硫化水素、雑菌などの多い環境で体調を崩すリスクがある

といったように、ネガティブな環境であることは間違いありません。

私が特にきつかったのは、下水に直接触れなければならない場面です。

水質調査やメンテナンスをするたびに、体に下水がかかりました。

臭いが強烈で洗っても取れず、家庭にまでこの汚れや臭いを持ち帰ることもあります。

私が下水処理場の仕事を究極の3Kといったのは、こういった経験のためです。

下水処理場を支えている従事者の方には本当に感謝の気持でいっぱいですね。

 

給料が安すぎる

社会インフラを支えるとても重要な仕事であるにも関わらず、下水処理場の仕事は給料が安すぎる場合が多いです。

もちろん、給料が安いとか高いとか感じるのは人それぞれの感覚にもよりますが、

下水処理場の仕事の大変さから考えると「安すぎる」と感じる方がほとんどでしょう。

おおまかな目安ですが、下水処理場の運転維持管理系の仕事の給料は、

20万円〜35万円が相場でしょう(未経験スタートの正社員の場合)

 

↓※実際の求人例

下水処理場で働いてるけど辞めたい

下水処理場で働いてるけど辞めたい

(下水処理場の仕事の実際の求人例)

 

政府の統計では、一般労働者の平均賃金が31万2千円と言われているため、

多くても平均程度の給料しか期待できなさそうです。

私がいた食品工場排水処理場でも専属の方の中に出世していた方はおらず、社内でも比較的低年収に収まっていました。

お金を稼ぐ仕事ではないので仕方ない部分はあるかもしれません。

ただ、仕事のきつさを思うとせめて平均賃金以上の報酬は頂きたいところですよね。

 

責任が重すぎる

仕事の大変さ、給料の安さに責任の重さが見合っていません。

下水処理施設を止めてしまうと市民は下水を流すことができず生活に大きな影響が出ます。

下水の処理がうまく行かず自然に流れてしまうと、重大な環境汚染に繋がるでしょう。

実際には、下水処理が止まったという話や環境汚染の話はあまり聞かないですよね。

それはつまり、下水処理で働く方々の努力の賜物です。

私も当時は使命感をもって必死に施設を維持管理していました。

社会を支える仕事であることに誇りを持てる方は良いと思います。

しかし社会が「下水は処理できて当たり前」という認識となっていることもあり、報われない仕事であることは否定できません。

これで仕事がきつくて薄給だと、辞めたくもなりますよね。

keikensha-ad→

 

下水処理場で働いてるけど辞めたい人が今すぐやるべき対処法

下水処理場で働いてるけど辞めたい

(下水処理場で働いてるけど辞めたいと思ったらやるべき対処法とは?)

 

水処理施設の中でも下水処理場の仕事はキツイといわれることが多い仕事ですが、社会を支えるとても重要な仕事です。

ですが、3K(きつい・汚い・危険)で給料も安いとなると辞めたくなってしまう人もいるでしょう。

下水処理場で働いてるけど辞めたい人が今すぐやるべき対処法について解説します。

 

1. 部署異動の希望を出そう

もしもあなたの勤め先に下水処理場以外の部署があるなら、思い切って異動希望を出しましょう。

別部署が難しければ事務方など、現場から離れた仕事に変更してもらうのも良いですよ。

希望を出すときは上司へ、スキルアップなど出来るだけ前向きな理由を伝えてください。

ただし、異動が実現するかは残念ながら未知数です。

上司や同僚にわがままと思われてしまう可能性もあるでしょう。

実現しても数年後…とかもあり得ます。

 

2. 転職しよう

今の会社で部署移動が認められない可能性が高い場合には、転職を検討しましょう。

単純作業しかしてないし、転職なんてできないでしょ…と思われましたか?

ですが、実際には下水処理場での実務経験を活かせる仕事はたくさんあるんですよ。

私は下水処理場の仕事はスキルや経験の宝庫だと思っています。

ここではあなたのをご紹介します。

下水処理場でのスキルや経験が活かせる転職先として個人的におすすめなのは、

ビルメンテナンス・設備保全・水質検査員の3つですね。

↓それぞれの職種の仕事内容は以下のような感じです。

 

おすすめの転職先①:ビルメンテナンス

ビルメンテナンスの仕事内容や勤務体系は下水処理場の仕事と比較的似ていますが、

巡視やメンテナンスがメインとなります。

もしもあなたが電気工事士の資格を持っていたら、おすすめしたい仕事です。

資格手当が支給されますし、試験勉強で学んだ内容がそのまま実務にいかせるのでやりがいがありますよ。

ビルメンテナンスの仕事は、安定大手企業が多いのに加えて、給料が高めなのも魅力です。

ぜひ検討してみてください。

 

おすすめの転職先②:設備保全

2つめは下水処理の設備保全を企画する仕事です。

あなたが公害防止管理者の資格を持っていたら、現場を離れて企画側に回ってみましょう。

求人例は大手子会社工場の施設や環境管理の仕事です。

工場の排水処理も企画対象となりますが、現場仕事に携わることはなくなるでしょう。

排水処理以外の設備の勉強が必要となりますが、給料や勤務体系は圧倒的に改善されます。

スキルアップや責任のある仕事に携わりたい方におすすめです。

 

おすすめの転職先③:水質検査員

3つめは水質検査員の仕事です。

下水処理場で働いているなら、採水や水質分析をしたことがあるでしょう。

分析機器の取り扱いや、化学の知識は立派なスキルです。

環境計量士(濃度)の資格を持っていたらなお良いでしょう。

keikensha-ad→

 

まとめ

下水処理場で働いてるけど辞めたい

(下水処理場で働いてるけど辞めたいと思ったら、思い切って転職しましょう!)

 

下水処理場の仕事は3Kで間違いなくきつい仕事です。

現場に従事されている方には頭が上がりません。

しかし実際に働いて辛いなら、私は思い切って転職してしまうことをおすすめします。

あなたが辛い思いをして得た経験が活きる仕事は、世の中に沢山あるからです。

ただし、転職活動は1人でするのではなく転職エージェントを使うようにしましょう。

業界に特化した転職エージェントにあなたの強みを客観的に分析してもらうことが必要です。

今の仕事が本当に辛いなら、より良い仕事との出会いを求めて一歩を踏み出してみませんか?

keikensha-ad↓

 

-ビルメン経験者の転職活動

© 2024 ビルメン転職の王道