- 巡回型ビルメンはきついって本当?
- 巡回型の仕事が大変なのはどんな職場?
- きつくない職場を見分けるためのポイントは?
ビルメンの仕事は、常駐型と巡回型の二つに分けられます。
大型ビルに常駐し、そのビルのみを管理する常駐型ビルメンに対し、
複数のビルを巡回しながら管理するのが巡回型ビルメンです。
一般的に、巡回型ビルメンの仕事はきついと言われますが、それはどのような理由からなのでしょうか。
この記事では、巡回型ビルメンの仕事がきついと感じる5つの瞬間を紹介します。
ビルメンの仕事について知りたい、巡回型ビルメンに興味があるという方は、参考にしてみてください。
この記事を書いた人
私は、国内大手製薬企業の研究・開発拠点で設備管理業務を担当しています。
勤務先は、純利益が約150億円、従業員数が約1,500人の上記企業の製造子会社です。
短期大学を卒業後、国内大手製薬企業に入社し、外部委託している設備管理業務の実作業を管理しています。
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この記事の目次
巡回型ビルメンの業務をやっていて「きつい」と感じる瞬間5個
1. 点検項目が多い場合
ビルメンの主な業務は巡視や点検です。
そのため、巡視や点検の対象となる設備が多いほど業務の負担が多く、仕事をきつく感じます。
一般的にビルなどの場合は、各フロアと機械室の巡視・点検が中心となります。
ただし、工場の場合には、設備管理として工場の操業に関わるさまざまな設備を巡視・点検しなければいけません。
工場の設備は冷凍機やボイラ、冷却塔、排水設備など非常に多く、
場所によってはきつい、汚い、危険の3Kが揃っていることもしばしばです。
実際に私が巡視・点検した設備の中には、戦後間もない時期に造られた地下施設もありました。
地下は薄暗く、多くの設備が老朽化しており、危険ななかで業務にあたったものです。
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2. 職場の面積が広い場合
職場の面積が広い場合も、巡回型ビルメンの仕事はきつくなりがちです。
生産などを行う棟が複数建っている場合には、巡視のために移動するだけでも時間や労力を要します。
災害級の天候の中で巡視・点検を行う際には、熱中症や凍傷などの対策が必須であり、体調管理にも注意が必要です。
実際にビルメンとして働く場合には、就職する前に職場の広さについての情報も確認しておきましょう。
3. 人数が少ない職場の場合
ビルメンに限ったことではありませんが、人数の少ない職場は一人当たりの業務負荷が多く大変です。
特に最近は人手不足ということもあり、常時人材を募集している状況にあります。
私が所属している会社も人手が足りず、且つ人材にかけられる予算に限りがあるため、
一人当たりの業務量が多くなっています。
人材の数等は採用担当者に聞いたり、口コミサイトを調べたりなどである程度知ることができるため、
事前に把握しておくべきでしょう。
4. まだ経験値が低い場合
経験値の低い人にとっても、巡回型ビルメンの仕事はきついものとなりやすいです。
ビルメンは、幅広い設備の管理を担当しなければなりません。
最初のうちは知識もなく、生活習慣の変化に慣れないことも多いため、仕事がきつく感じられるのです。
ただし、慣れてしまえば直感的に対応できることもあり、精神的にも物理的にも大きな余裕が生まれます。
私は設備管理の管理側として勤務しており、一人前になるには何年も経験を積む必要があると言われるような状況で業務を行っていますが、
ビルメンとして働き始めた当初のような苦労はありません。
5. 特殊な現場である場合
特殊な現場で働く巡回型ビルメンの仕事もきついと言えるでしょう。
ビルメンは工場などの現場を担当することがあります。
工場によっては、生産している製品などの特徴や環境負荷の低減などの目的から、
特殊な設備を担当することも少なくありません。
例えば、排水設備の場合にはさまざまな物質を管理した上で下水に流さなければならず、
サンプリングやポンプの動作、異常発生時の迅速な対応などが求められます。
これらはマニュアル化されていることがほとんどではありますが、
異常時には間違いなく対応する必要があるため、精神的な負担も大きく大変です。
使用する化学物質が多い工場ほど、排水の管理が大変であるなどの特徴があるため、
製造する製品などの特徴についても事前に知っておくとよいでしょう。
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