- 大手のビルメンの年収はどれくらい?
- ビルメンでも年収500万円は可能?
- 年収を上げるためにはどうするべき?
ビルメンと言えば、業務内容が比較的簡単であるゆえに、年収が低いというイメージを持つ方も多いことでしょう。
転職にあたって、ビルメンの年収がネックになる方もいるかもしれません。
しかし、ビルメンと言えども会社は多数あります。
大手の会社であれば、日本人の平均年収以上を目指すことも不可能ではありません。
この記事では、ビルメン大手の平均年収や、ビルメンとして年収を上げる方法、
会社を選ぶ際のポイントなどについて解説します。
ビルメンとしてより高収入を目指したい方は、参考にしてみてください。
この記事を書いた人
私は、国内大手製薬企業の研究・開発拠点で設備管理業務を担当しています。
勤務先は、純利益が約150億円、従業員数が約1,500人の上記企業の製造子会社です。
短期大学を卒業後、国内大手製薬企業に入社し、外部委託している設備管理業務の実作業を管理しています。
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この記事の目次
ビルメンの平均年収は287万円・大手で大卒なら500万円
ビルメンの平均年収は287万円です。
月収の分布としては15〜25万円であり、賞与はない場合が多いです。
日本人の平均年収は443万円のため、ビルメンは低年収の業界と言わざるを得ません。
ただし、大手ビルメンの場合は年収500万円前後の会社もあるため、平均や平均より上を目指すことは十分に可能です。
ビルメン業界の会社の種類
ビルメンとは、ビルや建物の管理を行う“ビルメンテナンス”の略称です。
一口にビルメンと言っても、ビルメン業界の会社には複数の種類があります。
主な種類としては次の通りです。
- 清掃管理
- 設備管理
- 警備防災
- ビルマネ
- エネルギー管理
清掃管理は、学生が行うような清掃だけでなく施設の材質や用途に基づいた専門的な清掃を行います。
設備管理は、施設の運用に必要不可欠な空調設備や給排水設備などの電気・機械関係の管理を行います。
警備防災は、巡視・常駐での警備や消防設備の点検・管理を行います。
ビルマネは、上記よりも高度な施設管理を行い、例えば建築から解体まで効率的に建物を管理するなどが該当します。
エネルギー管理は、建物が使用する電気やガスなどのエネルギーが効率的に利用されるように設備・施設の管理を行います。
これらのビルメンは、単独で運営されている場合もありますが、
電力会社や不動産会社等の施設を保有している企業が子会社として持っていることもしばしばです。
子会社の場合は、主に親会社の施設を管理することになるので仕事が安定しており、
福利厚生も親会社に準じて充実しています。
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ビルメンは会社規模が大きいほど年収は高い
大手と言われるビルメンは、大手企業の子会社で規模の大きな会社のことを指します。
ビルメン大手は、親会社の施設管理を受注することが多く知名度が高いことが特徴ですが、
規模の大きい会社ほど年収も高いと思ってよいでしょう。
ビルメン大手の従業員の年収帯は主に以下のようになっています。
- 未経験者:300~350万円
- 実務経験者(3年以内):350~400万円
- 実務経験者(3年超):400~500万円
- 資格有無:350~400万円
ビルメン大手の大きな特徴が、賞与があることです。
給料は20万円前後から始まり、賞与は業績に応じて3〜6ヶ月のことが多いです。
そのため、担当できる業務の少ない未経験者や無資格者であったとしても、年収300〜350万円が見込めます。
勤続年数が長くなるほど、実務経験や資格などが充実するため、年収も350〜400万円まで上がります。
ビルメンとして働くにあたり、大手の会社は給与面で魅力的ですが、
入社する際には、年間休日が120日前後であることや固定残業代の有無なども忘れずに確認するようにしてください。
夜勤や宿直を積極的に選ぶと年収は上がる
ビルメンとして年収を上げたいと思うのであれば、夜勤や宿直を積極的に選びましょう。
夜勤や宿直など夜間に就業する場合には、普通に働いた場合の金額に1.25倍以上の倍率が掛かります。
また、別途手当が出ることもあり、年収を増やすには最適です。
ただし、宿直は法律上週に1回までと定められているため、
給与として反映される額にも限界があることを頭に入れておいてください。
資格を取得すると年収は上がる
体力的にきついから夜勤や宿直は極力避けたいという方もいることでしょう。
日勤だけでも、資格の取得によって年収を増やすことが可能です。
危険物取扱者やボイラー2級など、難易度の低い資格ほど資格手当も少なくはなりますが、
複数取得することである程度年収の増加が期待できます。
また、電験三種やエネルギー管理士といった資格は、難易度が高い分資格手当も1万円近くと大きく、
年収を大きく増やすために有効です。
巡視や点検が業務の中心となるビルメンの場合、残業も少なく、勉強時間を確保することもむずかしくありません。
時間を効率的に使って資格の取得を目指せば、年収アップにつなげることができるでしょう。
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