- ビルメンは「意外に給料安い…」って本当?
- 平均年収はいくらが相場?
- ビルメンで高年収になれる人と低年収な人の違いは?
ビルメンテナンスって実際のところ、給料事情はどうなのでしょう。
この記事では、ビルメンテナンスの給料が安い理由を現役の私の経験を踏まえて紹介します。
給料をあげるコツも紹介しているので、これからビルメンテナンスの仕事をしようと思っている方はぜひ読んでくださいね。
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この記事の目次
ビルメンの給料は安い?未経験転職した場合の年収の実態
結論から言うと、ビルメンの給料は安いです。
私は、国内大手製薬企業の研究・開発拠点で設備管理業務を担当しています。
私の給料は以下の通りです。
・年収は総額が300万円
・給与の手取り14万円
・賞与は年2回で合計60万円前後
大手企業の拠点で働いているため、労働環境は良好であり、残業代は割増賃金で出ています。
しかし、給料が圧倒的に少なく、かなり不満に感じています。
ビルメンの給料は「入社する会社」によってかなり違う
ビルメンの給料は、会社がどの程度設備の保全に力を入れるかによって大きく異なります。
現場を重視している会社ほど、給料は上がる可能性が非常に高いです。
私が所属している会社は、研究・開発に多くの予算を回しています。
そのため、現場に回される予算は低く、給与が安くなりがちです。
また、利益が少ない場合は、現場を重視していても回す予算がないため、給与も同様に低くなるでしょう。
そのため、企業の利益水準や現場を重視しているかを判断することが大切になります。
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ビルメンが平均年収以上を稼ぐコツ
ビルメンで平均年収以上を稼ぐのは正直難しいです。
ただし、業務はマニュアルに従うことが多く、異常対応は専門家が実施するため残業が少ないです。
そのため、お金よりも時間を大切にしたい方におすすめできる仕事です。
もちろん、ビルメンでも平均年収以上を貰っている人はいます。
それでは、平均年収以上を稼ぐコツについて解説します。
1. 規模の大きな企業に転職する
1つ目は、規模の大きな企業に転職することです。
国税庁:民間給与実態調査によると、従業員数の多い会社ほど平均年収が高いという結果になっています。
また、売上高が大きいほど事業の運営に使用できる経費を増やせて、年収にも大きく反映されます。
2. 資格を取得する
2つ目は、資格を取得することです。
ビルメンは、無資格者の場合に担当できる業務が少なくなります。
資格を取得することで担当できる業務が増え、評価や資格手当などによって年収が増加します。
そこでビルメン向けのおすすめ資格とされる”5点セット”と”三種の神器”をご紹介します。
5点セットってどんな資格?
- 危険物取扱者乙種第4類
溶媒や燃料として使用される石油類等を扱うために必要な資格です。 - 2級ボイラー技士
一定規模のボイラーの管理を行うために必要な資格です。 - 第二種電気工事士
低圧屋内配線の工事を行うために必要な資格です。 - 第三種冷凍機械責任者
一定規模の冷凍設備を設置する際に必要な資格です。 - 消防設備士甲種・乙種第4類
警報設備や避難設備の管理をする際に必要な資格です。
三種の神器で給料が上がる!
- 電気主任技術者
一定規模の電力を受電する施設で必要な資格です。 - エネルギー管理士
一定規模のエネルギーを使用する施設で必要な資格です。 - 建物衛生環境技術者
一定規模の広さの施設で必要な資格です。
ビルメン5点セットは、比較的難易度が低く、作業者向きの資格です。
しかし、三種の神器は難易度がかなり高く、管理側に必要とされる資格です。
とくに、三種の神器を持っている場合は、高い確率で平均年収を超える可能性があります。
3. 専門性を身に付ける
3つ目は、専門性を身に付けることです。
設備の点検は、コツを掴めば誰でもできますが、修理をする際には専門性が必要となります。
ビルメン業界を含む工場は全体が人手不足で、特に修理ができる専門性を持った人は非常に貴重です。
そのため、専門性のある人は転職の際にも高い金額を提示されます。
自分にしかない専門性を身につけ、会社に貢献できることをアピールしましょう。
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